Daily Archives: 2006/3/13 月曜日

発明・創造性・イノベーション『メディチ・インパクト』

久しぶり、一気に読める本に出会いました。
タイトルや表紙から、西洋・世界史の本かと思いますが内容は全然違います。
この本に当てはまるキーワードとしては、イノベーション、ブレークスルー、画期的発明、創造性というところでしょうか。

本書のテーマは「イノベーションをいかにして起こすか」である。
訳者あとがきによると

15世紀のフィレンツェでは、ヨーロッパ中から集まってきた芸術家やさまざまな文化人、科学者らがメディチ家の庇護のもとに自由に交流し、多彩な文化が花開いた。そのことにあやかって、著者は異なる分野や文化が出会う「交差点」で画期的なアイデアが生まれることを「メディチ・エフェクト」と呼んでいるのだ。

異なる専門分野や文化が出会う交差点に入ったとき何が起きるか、またそこで発見したアイデアをどうやると生かすことができるかを、本書では具体的に述べています。
本書に対しては、イノベーションのジレンマのクレイトン・クリステンセンも絶賛しているようです。

第2章 メディチ・エフェクトを生み出す

  • 垣根を取り払う
  • 連想のバリアを壊す
  • 偶発的な概念の組み合わせ
  • アイデアの爆発に火をつける
  • 爆発をわがものにする

第3章 交差的アイデアを形にする

  • 失敗を乗り越えて実行せよ
  • 決してひるまず、成功へと前進する
  • 既存のネットワークから飛び出す
  • リスクを引き受け、不安に打ち克つ
  • 公平な目でリスクを測る
  • 交差点に踏み込め

本書でとても印象に残っているのは、連想のバリアを壊すという章。
普通、新しい発見はどんどんと連想を広げていったところで突如、出てくるように思いますが、
本書では、連想(いわゆる思いこみ)が画期的なイノベーションを妨げていると述べている。
じゃあ、どうすれば良いか。それは本書を読んでのお楽しみ!

メディチ・インパクト
メディチ・インパクト

posted with amazlet on 06.03.09
フランス・ヨハンソン 幾島 幸子
ランダムハウス講談社 (2005/11/26)