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G-SHOCK修理_MRG120_MRG121Tで 針動作不良の原因

mrg120電池交換の場面でも時々ありますが・・・MRG-121Tがやや目立ちます。

mrg-120修理でアナログタイプの止まりのお話です。

「mrg120_mrg121tなのですが、電池交換をしても針が動かない、または動作不良です」

あるいは、時々止まる(遅れも)ときなど、ムーブメントを交換しても
同じ結果で、原因が分からないので返却されたという問合せがあります。
mrg-121t_stop1.jpg

MRG-120シリーズは、生産時期が1999年ですので、10年ほど経過していますね。


最近、止まる原因が判明しました。


文字盤が”二重構造”になっています。これは文字盤の上にELバックライト
の素子(板)が接着されていますが、経年変化によって、板同士にズレが生じたため、
センターの丸穴がふさがれてしまい、針の軸が動かなくなっていることが原因
です。


両方を剥がして修正することは出来ません
mrg-121t_stop2.jpg


修理方法は、狭くなった丸穴をミニグラインダーなどで削る方法です。
EL素子を破損しないように、充分工具を選定して精密作業が必要です。


mrg-121t_stop3.jpg


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この記事を書いた人

メーカー退職後、G-SHOCK修理専門店の店長

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