日別アーカイブ: 2005/3/15 火曜日

フィールドサービス、道北地区担当時代・・20歳代後半、昭和45年頃

2月北海道オホーツク沿岸を計算機の点検で巡回していたときの事です。1件のユーザー先から外に出ると、もう外は真っ暗。旅館を探そうと思い国道を行ったりきたり、なかなか見つかりません。ドライブインが1軒あるだけで、人影もなく、心細さと不安がこみ上げてきます。さっきのドライブインの看板には、「宿泊も可能です」と書いてあったを思い出し、いやいやながら遂に戸をたたきました。女主人がいて、寝室に案内されてびっくり。広い部屋に汚いベッドがあるだけ。なんでも昔、お子さんが使っていたとか。次にお風呂を案内されましたが、またびっくり。湯船のお湯が茶色に濁って、まるで”ミルクコーヒー”のようだったからです。足だけ洗って湯船には入らずベッドに入りました。自分は今夜眠れるのか・・「あっそうだ!」と飛び起きて女主人に明日の”朝食”をキャンセルしました。このままでは何を食べさせられるのか恐ろしかったからです。その晩はやはりぐっすりとは眠れず。朝6時にドライブインを飛び出しました。お腹がすいてたまりません。今のようにコンビニなんかありません。ふと、家々の間から海岸が見えました。流氷が見えるではありませんか。すぐに車から降りて波打ち際まで行きました。生まれて初めて見る”流氷”です。波の音は一切しません。静まり返っているのです。足元から水平線のかなたまで、全部ギザギザした氷が折り重なっているのです。その圧巻に私はただ呆然とするだけでした。「言葉を失う」とはこういう事なんだと思いました。昨夜の事はすっかりリセットされていました、感動に後ろ髪を引かれるおもいで帰途へつきました。

吹雪で大型トラック遭難、仰向けで転倒しかもそれは道路の反対側に落ちる

やはり、30年以上前のお話

3月のある日、北海道は珍しい冬の嵐になった。猛烈な吹雪のため
多くのトラック・大型トレーラーは道路の脇に転落し、あまり見たこと
の無い、お腹を空に向けていました。
その光景を目にしたのは、札幌を出て旭川に一泊し、稚内に向けて
出発した早朝だったと記憶している。昨夜から夜中にかけて転落
事故に遭ったトラック・大型トレーラー達だろう。名寄市を過ぎた頃から
目的地まで、6、7台の横転したトラックを見たが、あまりの多さに恐怖心
が襲ってきた事は言うまでもありません。
私は、何台かの仰向けになったトラックの様子を見に道路わきに止めて
みたが不思議な事に、車両が大破している様子は見られないのです。
雪がショックを緩和してくれたのでしょうか?
私は、1台だけ本当にどうなっているかを見たくて車を止めて国道した
の仰向けになった大型トレーラーを見下ろしました。
するとある事に気づきました。とても信じられない事ですが、道路下に
落ちたトレーラーは全て100%進行方向にに向かって反対側の道路下
に落ちていたという事です。しかも運転席は進行方向に向いています。
私は、現場を離れて車中で「なぜ?」と考えながら目的地に向かって
走り続けました。

後にわかった事ですが、ドライバーの心理として、視界ゼロmになると、
左側走行でも、左の道路下に落ちないようにどちらかというと道路の
真ん中近くを走り出して、そのうちにゆるい左カーブに気が付いても
急ハンドルで戻す事は困難なため、右に極端に寄りすぎて、しかも、
エンジンブレーキをかけながらもゆっくりと右道路下に落ちて行くのだ
そうです。