当時(1964年頃)私は、レンズシャッター式カメラではファインダーから見る構図と、実際にネガに写った構図に多少の違いが出ることなど知る由もなく、当たり前と思っていましたが、一眼レフが流行りだすと、カタログには、ファインダーで見た被写体がそのままの構図でフィルムに写るという文句が流行りました。
天体などを写したい私には絶対にこれしかないと強く決意したものです。それに、追い討ちをかけられたのが、”システムカメラ”と言うニコンFなどの表現でした。
レンズ交換はもちろん、ファインダーのスクリーンも変えられたり、モータードライブを取り付けが出来る等、私も将来、お金がたまったら、モータードライブを買って機能アップできるんだ。など、夢がどんどん膨らんでいくのでした。
暇があればニコンのカタログを見ている姿に、母は「また始まったのかい?」と苦笑いをされたのを覚えています。